ブラック研究室に入らないために3年生がすべきこと

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは

理系の大学三年生の皆さんはもうそろそろ研究室配属が行われる頃でしょうか。

あるいはもう配属されてしまった後でしょうか。

修士2年の僕は今ブラック研究室で精神をすり減らしています。

研究室選びを間違えると大学生活が奴隷生活へ変貌することになります。

今の三年生ががブラック研究室もとい学位を人質にとった奴隷労働施設を選んでしまわないように自分を反面教師として、僕なりのブラック研究室を選ばない方法をまとめておきます。

自己紹介

先ずは僕自身の自己紹介をしておきます。適当に読み飛ばしてください

僕は地方駅弁大学の化学科の修士二年生です。

ですのでこの投稿は主に化学系もしくは生物系の方々に参考になると思います。(そもそも機械系や電気情報系のひとはブラック研の心配なんか不要でしょう)

研究室には僕の他に4年生が3人、それから主宰者の准教授の合計5人の小規模な研究室です。

だいたい平均すると9時から23時まで研究と雑用をしています。

休みの日は日曜日です。25%の確率で日曜も強制出勤になります

夏休みはお盆に日曜含め5日間、冬休みも5日間です。

春休みはありません。

去年の4年生が卒業旅行に行かせて貰えず先生と大喧嘩してました。

ブラック研究室を選ばない方法

さて、本題です

ブラック研は基本的に見えている地雷です。

要点をわきまえれば選ばないことは簡単です

ブラックに行かない断固たる決意

最初に最重要事項です。

ブラック研究室を選ばないために最も大切なことは絶対にブラック研にだけは行きたくないと思うことです。

化学系バイオ系の学生が「ブラックでも研究内容が楽しければよくない?」「僕は研究したくて大学きたし…」とかヌルいこと言っちゃいけません。

研究とかが好きで大学に来たはずなのに卒業するころにはみんな研究が大っ嫌いになって出ていく。化学系バイオ系っていうのはそういうもんです。

化学系バイオ系の研究室なんてほんと異常ですよ?

上の自己紹介の項にに書いた僕の労働環境を見て三年生の方はどう思いましたか?

「うわあ14時間も研究室いるのか…」「土曜日休みじゃないのか…」と思った人が大半であることを願っています。

ですが僕が友達とブラック研究室自慢大会をすると中の上くらいです。

もしかしたらこの投稿に「23時に帰れるのにブラックとかw」「お盆休み?冬休み?馬鹿も休み休み言えw」とコメントが付くかもしれません。

化学系もしくはバイオ系の研究室において月の労働時間が300時間を超え、年間休日が70日を割る、それが無給で行われていることはあまりに普通なことなんです。

そんな環境に22歳から24歳の3年間を捧げて何になるのか。

ブラック研は就活も大変ですよ。

教授なんてバブル期の人間なうえ、ずっとアカデミックルートにいて就活なんてしてないわけで。

研究最優先で自由に就活させてもらえませんし。

それに就活の面接で「わたしは休みもなく毎日遅くまで研究をしているので御社でもソルジャーとして頑張ります」何て言う気ですか?

実験技術?研究の思考力?そんなもんはホワイトでもブラックでも身に付くもんなんですよ。

就活の理系面接官の専門と自分の研究の専門なんて違うのが当たり前なんだから、そこまで深い質問なんてされませんし。

ホワイト研で毎日17時とかに帰ってそこからTOEICの勉強した方がはるかに就職に強いですよ。

とにかくブラック研に入って得られるものは何もありません。

絶対にヌルいホワイト研究室に入ってください。

ブラック研究室の見極め方

ヌルい研究室を選ぶためにはまず情報収集です。

ブラック研からは必ずブラック臭が漂っています。

その兆候を見逃さないようにしましょう。

先ずはとにかく研究室が何時まで稼働しているか、休みはちゃんとあるのかといった研究室の実態を見極める必要があります

明かりを確認すべし

これはド定番です。最低限これくらいはやりましょう。

要するに研究室が不夜城になっていないかを確認しろというわけです。

一日確認するだけでは判断が難しいかもしれませんが、ある程度の観測期間をとるとブラック研究室が浮き彫りになってきます。

参考までに僕の研究室がある建物について、夜中にどれだけ電気がついているかを調査してみました。

10月上旬の平日2週間の計10日間、23時ごろの統計です。

研究室のある建物の、平日夜中の電気点灯日数。
10日間すべて点灯していた部屋は赤色

赤いところは論外ですね。

ところで、いま三年生の人は配属までに間に合わないかもしれませんが、

センター試験会場になっている大学の人は、センター試験終了後の日曜18時に研究室の明かりを確認しましょう。

センター試験中は大学構内全域が立ち入り禁止になっています。

立ち入り禁止が解除されてすぐの18時に(しかも日曜)研究室の明かりが灯ったら、それは紛うことなきブラックです。

在室表を確認すべし

窓からの確認だとドクターなどがひとり残っているだけかもしれなかったり、完全フレックス制で夜型研究室生活を送っているだけの可能性が排除できません。

研究室にたった一人いるだけで部屋の明かりは灯るわけですしね。

そこで何人くらい研究室に残っているのか直接確認しに行きましょう

直接といっても研究室に凸するわけではありません。

研究室の扉付近には、メンバーが今どこにいるのかを示す在室表があると思います。

こんなやつです

在室表

研究室の前をしれっと通過するふりをしてこれを確認してください。

研究室のある建物は自分の学科の建物だと思います。自分の学科の建物の中を徘徊していても何の問題もありません。

あなたが帰りたいと思う時間に在室率が8割を超えていればその研究室はブラックです。

あと、これはあくまで僕の大学の傾向で確実性は無いのですが、

在室表の左端もしくは上端の列が「不在」になっている研究室はホワイト研の傾向があります。

要するにどの状態がデフォルトととらえているかだと思います。

一日12時間以上いるブラック研では研究室に在室していることが通常状態であり、使用頻度の少ない「不在」を左端にするという発想は出ないのです。

大所帯の研究室を選ぶべし

僕の研究室は毎年の配属人数が2~3人の小規模な研究室です。

さらに教員の人間性も相まって誰も大学院に行きません。

僕が3年で配属されたとき、研究室には修士2年が一人と4年が二人いました。

その先輩方はもちろん卒業して、僕が4年になったとき研究室のメンバーは4年生三人でした。

僕がM1になったとき、同期は就職&失踪したので研究室のメンバーは4年3人とM1一人でした。

そして今年も4年が三人とM2の僕が一人です。

ここできついのが4年の時点で上級生がいないことです。

要するに三年間の研究室生活のうちまるまる三年間最上級生をすることになったわけです。

さらに僕の同期も院に行かなかったので一人ぼっちの上級生です。

こうなってしまうとさあ大変です。後輩への機器の使用法の指導、研究室の戸締、薬品の登録管理、廃液の管理、液体窒素の発注、ネットワークの管理、新しいコンピュータのセットアップ、研究室HPの管理運営、教員の論文用の図作成などなど、研究以外の面倒事を一人でやることになります。

それに何よりさみしいです。ブラック環境で、同環境内に戦友がいないことは精神のすり減らしを加速させます。

大所帯の研究室であれば上級生の数、院に進む同級生の数が増えて上記のような孤独の戦いを避けることができます。

また研究室の規模が大きいほど、後述する「教員との距離」が遠くなる傾向があります。

教員と距離が遠いほどよし

正直僕はこれを一番重視してほしいです

ブラック研究室をブラックたらしめているのは教員の人間性です。

僕の研究室はボスと同じ部屋です。

しかも学生の数が片手で足りる人数です。

学生の動向は教員に筒抜けです。

やることを終えて帰ろうとすれば仕事を増やされます。

無断欠勤しようもんなら鬼電です。

研究室内での雑談も許されません。

…これ仕事の話じゃないですよ?授業料払ってる学生の話ですよ?

ブラック研究室の主宰なんて学生を無料の労働力としか思わない基地外です。

ワ○ミの社長と同じオフィスで働いているようなもんです

ブラック研に入ってしまえばそんな人と1000日近く過ごすことになります。

それが嫌ならとにかく教授との関わりが希薄な研究室に行きましょう

教授とかかわりの薄い研究室だと、雑誌会や中間報告会のときに集中的に起こられることもあるかもしれません。

いいじゃないですか、毎日怒られるよりも月に2,3回怒られる方がずっとましです。

頭の狂った人間にわけのわからん難癖を付けられてると精神をやられてしまいます。

もう一度言います教授との関わりが希薄な研究室に行きましょう

教授の居室が学生と別なことは必須条件です。

教授が頻繁に海外出張する研究室も魅力です。

 研究室見学について

たぶんどこの学校も研究室見学があると思います。

そこで教授がいうことを信用してはいけないことは当然として、

学生がいうことも鵜呑みにはしてはいけません。

なぜなら彼らブラック研の奴隷は、新しい奴隷が入ってきてくれないと困るからです。

前述した廃液の管理などの雑用を引き継いでくれる人がほしいのです。

生贄が生贄を欲する地獄のようなスパイラルが発生しているのです。

なので研究室の実態を知るためにはそのスパイラルの枠外にいる人、つまり来年4月から研究室にいない人に話しを聞くべきです。

研究室の学生と話をする機会があったら、学年と進学するか就職するかを確認しましょう。

就職予定の4年と修士2年以外の話に耳を傾けてはいけません。

え?僕は見学に来た学生にほんとのことを伝えたのかって?

真のブラック研のボスは見学に来た学生と研究室の学生の接触を図らせません。

学生に質問コーナーを設けない研究室は即願い下げしてください。

最後に

何度も言いますが、ブラック研究室で得られるものなんて何もありません。

どうかこれを読んだ人が幸せな至極まっとうな研究室生活を送ってくれますように。