ロードバイクをフラットハンドル化させたい人のための指南書

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こんにちは、このブログで紹介した「ロードバイクのフラットバー化」が記事数20未満にしてはそこそこのアクセスを頂いております。(というかほとんどこのページしかアクセスがない…)

紆余曲折してロードバイクをフラットバー化しました
フラットバー化のためのパーツ選定や組み立て方を別記事にまとめました。フラットバー化をやってみたいという人は↑↑こちらの記事も是非参考にしてみてください 数ヶ月前、ドロップハンドルがしっくり来なくてMERIDAのロードバイク(スクルトゥーラ400 2016年モ...

グーグルで「フラットバー化」を検索すると結構上位に来たりもしてます。

ただあの記事は所詮僕の日記のようなもので、フラットバー化をしたくて情報収集してる人にはいささか不親切な気もしました。

そこでフラットバー化が気になる、やってみたいという人のために「パーツの選定」「組み立て方」を中心に解説していきたいと思います。

パーツの選定

フラットバー化するときはパーツ選びに注意しましょう。

コンポの総載せ替えと異なり、フラットバー化はロードバイクに元からついているパーツの一部を流用します。

その為既存のパーツと導入するパーツの間に互換性があるかを注意しなければいけません。

せっかく買ったパーツが使えなかった。なんてことにならないように慎重に行きましょう。

ロードバイクをフラットバー化するためには最低でも

「ハンドル」

「グリップ」

「ブレーキレバー」

「シフトレバー」

が必要です。さらに場合によっては

「ステム」

「フロントディレイラ―」

の交換が必要になります。

また好みによっては

「エンドバー」

を付けるのもアリです。

一つ一つ見ていきましょう。

ハンドル

はい、当然ですね。フラットバー化にはフラットバーハンドルが必要不可欠です。

ハンドルを選ぶときに注意すべきはクランプ径です。

ハンドルの中心部、ステムで固定する部分には太さの規格がいくつか存在します。

フラットバーハンドルの場合クランプ径は25.4mmが主流です。

しかしロードバイク用のドロップハンドルのクランプ径は31.8mmが主流です。

購入の前に自分のバイクの規格を確認してみてください。

多分31.8mmのハンドルがついていると思います。

必ずステム側の規格に合ったハンドルを選んでください。

25.4mmのハンドルを31.8mmに変換するパーツも販売されていますが、きちんと固定できない可能性があります。

走行中にハンドルが外れると死にかねません。おとなしくステムにあったハンドルを購入しましょう。

ちなみにクランプ部分以外の直径は22.2mmです。

後述するブレーキレバーやシフトレバーはどれも22.2mmの規格で作られています。

これはクランプ径と異なり規格が統一されていますので安心です。

僕がフラットバー化で使用したのはこれです。

クランプ径31.8mmでアルミ製です。

特にこだわりがなければこれで十分だと思います。

グリップ

フラットバーはドロップハンドルと違いポジションを変えることが出来ません。

このデメリットを少しでも軽減するためにグリップ選びは重要です。

ではどんなグリップがよいかというと、形が扁平になっていて手のひらを支えられるものがおすすめです。

具体的には

このERGONグリップです。

好みによってはエンドバーが付属したモデルを買うのもいいと思います。

エンドバーについては後述します。

ブレーキレバー

ブレーキレバーは互換性に十分注意して選びましょう。

ブレーキキャリパーに対応していないレバーを付けて走行すると、

ブレーキが効かなくて死んだり、効きすぎて死んだりします。

シマノのWebサイトに互換性が公開されています

ここで互換性をよく確認してください。

もっともシマノ製でここ5,6年に発売されたロードバイク用キャリパーであれば互換性の問題は発生しないと思います。

もし自分のキャリパーとブレーキの互換性が分からない場合は、コメント欄で質問していただければちょっと調べてみます。(ただ僕も素人なのであんまり期待しないでね)

僕がおすすめするブレーキレバーはこれらです

これらのレバーはすくなくとも、

DuraAce BR-9010 BR-9000 BR-7900

アルテグラ BR-6810 BR-6800 BR-6700

105 BR-5800 BR-5810 BR-5710 BR-5700

tiagura BR-4700

SORA BR-R3000 BR-3500

Claris BR-R2000 BR-2400

のキャリパーと互換性があります。

上に紹介したブレーキレバーほどグレードが高いです。

とは言っても差は1000円前後なので性能とかにあまり差はないと思います。

色やデザインで選んだり、キャリパーのグレードと合わせると無難です。

ちなみに僕はBL-R780を使っていますが、アルマイト加工された黒色で結構かっこいいです。

あと、リアの変速が8速での人はブレーキレバーとシフトレバーが一体化した

FD-2300、FD-2400用

FD-R2000用 (右のみです。実際には左右必要です)

がおすすめです。

僕も昔これを使っていましたが、別々に買うよりも費用を抑えられますし見た目もスッキリします。

ケーブルについて

上にあげたブレーキレバーを新品で購入するとケーブルが付属してきます。

が、もしヤフオクなどで中古レバー購入して別途ケーブルを準備する場合注意点があります。

ブレーキケーブルにはロード用とMTB用の2種類があります。

違いはレバーに固定する部分(タイコ)の形状です。

フラットバー用のブレーキレバーにはMTB用のケーブルを使います。

タイコが円柱型で、円柱の側面からケーブルが生えているタイプです。

ロード用のケーブルは使えません

購入時にはよく確認してください。

これです。

またお店で買う場合はパッケージにタイコの形状のイラストが描いてあるのでそれを参考にしましょう。

よく確認して間違えないようにしましょう。

シフトレバー

フラットバー用のシフトレバーにはグリップ式、サムシフターなどがありますが、

私はラピッドファイア式をおすすめします

シフトダウンのレバーとシフトアップのレバーの2本を使って操作するタイプです。

親指だけですべて操作できるのでお手軽かつ安全です。

シフトレバーの選択肢はリアの変速数フロントディレイラ―の型番に支配されます。

特にフロントディレイラ―との互換性は複雑です。

間違ったものを買って泣きを見ないように慎重に選びましょう。

もしもわからなければコメントしていただければ頑張って調べます。

一応何パターンかおすすめのシフターを紹介します。

正直そんなに選択の余地はないです。

あと、以下に示すのはフロントの変速がダブルの場合です。

トリプルの人は同じシリーズのトリプル用を購入してください。

リアの変速が11sなら

を選びます。これしかありません。

11速対応のコンポーネントであればフロントディレイラーを気にする必要はありません。

10sでフロントディレイラ―が新型Tiagra4700系なら

10sでフロントディレイラ―がFD-6700,FD-5700,FD-4600なら

9sでFD-R3000なら

9sでFD-3500なら

9sでFD-R3000なら

8sでFD-R2000なら

(右のみです。実際には左右必要です)

8sでFD-2300,FD-2400なら

自分のフロントディレイラ―が↑に出てこなかったぞ

上記以外のフロントディレイラ―を使っている場合、フラットバー用のシフターに対応していない可能性があります。その場合ディレイラ―の交換が必要です。

…複雑で書いてて頭が痛くなってきました。

上記のようにフロントディレイラ―の型番と対応したシフトレバーを選ばないといけません。

場合によっては交換の必要があります。

なので僕はフラットバー化に伴いフロントシングル化も行うことをお勧めします。

フロントシングル化の注意点などは以下のブログを参考にするといいと思います。

僕もフロントシングルにしています。

そのうちこのブログで解説する予定です。

あと紹介したもの以外のレバーを選ぶ場合、必ずロードバイクのコンポに対応したシフトレバーを選んでください

売られているフラットバー用のシフトレバーは大半がMTB用です。

ロードのディレイラーはMTBのシフターでは引けません。(もしかすると8sは引けるかも…?)

よく確認してロード用のシフトレバーを購入しましょう。

ケーブルについて

シフトレバーも新品で購入するとケーブル一式が付属します。

中古等で購入した場合、ケーブルを別途用意することになると思います。

ただしブレーキと異なりシフトケーブルはロードMTB共に共通です。

なので使いまわそうと思えば使い回せないことも無いです。

ただしシフトケーブルはロードのSTIレバー内でかなり無理のある曲り方をしているので変な巻癖がついている可能性があります。

その場合は素直に交換しましょう。インナーケーブルは基本的に使いまわすものではないので。

ステム

ステムに関してはこれまでにあげたパーツと異なり、交換しなくても走行可能です。

ただフラットバーハンドルはドロップハンドルのブラケットよりも握り部分が手前にきます。

そのため元のステムを流用するとポジションが窮屈になる可能性があります。

この辺は個人差なので実際に乗りながら適宜調整や交換を行うとよいでしょう。

フロントディレイラ―

フロントディレイラ―の交換は基本的には必要ありません。

ただしシフトレバーが対応しない場合、交換しなければいけない可能性があります。

対応しない組み合わせで使用すると、シフトレバーが壊れる場合があるようです。

ドロップハンドルをフラットハンドルに改造と失敗談 - こころの気圧配置図
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エンドバー

フラットバーの両端にエンドバーを付けると走行中のポジションをかえられたり、力を込めやすくなったりします。

ただし、ブレーキをかけづらくなるというデメリットもあります。

お好みで試してみてください。

エンドバーについては情報がいっぱい転がっています。参考までにいくつか

『バーエンドバー付グリップをつけてみた…ERGON GC2L』
前方に突き出した生物的な造形。白いので角かクチバシのよう。このアングルだとそれなりになじんでいるバーエンドバーを買った。正確にはバーエンドバー一体型グリップ。…

さて、パーツ選びに関してはここまでです。

とにかく互換性の確認だけ要注意です。

互換性についてわからないことがあれば、僕も可能な範囲で教えます。

気軽に質問してください。

組み立て

いよいよ組み立て作業です。

ハンドル

まずはハンドルを取り付けます。

フラットバーハンドルですが、実際には真一文字ではなく緩やかに角度がついていると思います。

ハンドルの両端が手前(サドル側)になるように取り付けます。

ハンドルはこの時点で固定してしまって構いません。

レバー

次にシフトレバーとブレーキレバーを取り付けます。

ハンドルに取り付ける前にケーブルをレバーにつけておきましょう。

シフトレバーを新品購入した場合インナーケーブルはレバーに取り付けられています。

ブレーキレバーには自分でインナーケーブル取り付けます。
この時注意しなければいけないことは、インナーケーブルの固定位置です。

フラットバー用のブレーキレバーには、「キャリパーブレーキ用」と「Vブレーキ用」に切り替えられる機能がついています。

写真ではVブレーキ用になっています。

これを必ずキャリパーブレーキ用に設定してください。
インナーケーブルを取り付け終わったら仮にアウターケーブルも通しておきます。
アウタケーブルが外れないように養生テープなどでレバーと固定しておくと後々の作業がし易いです。

それではいよいよレバーをハンドルに通します。

シフトレバーが内側、ブレーキレバーが外側です。

この時点ではまだ固定はしないでください。

以下の三点に気をつけてレバー位置を決定します。

  • 中心からの位置が左右対称であること
  • ケーブル同士が左右で干渉しないこと
  • フロントブレーキのケーブルが自然なカーブを描くこと

場合によりけりですができるだけレバー類を中央に寄せた方がロードバイクの特性が活かされます。

ただしハンドルをカットしてしまう関係上、最初に決定したレバーの位置から広げることは出来ません。

また限界まで中央に寄せてしまうと、後々エンドバーを付けたくなっても付けられないといったことが起こり得ます。

なので最初はほどほどの位置から、実際の運用具合を見て徐々に寄せていくといいでしょう。

レバー位置を決めたらネジを固定してケーブルもうまく取り回してください。

ここでもうディレイラーの調整までしてしまっていいと思います。

グリップ&ハンドルカット

最後にグリップをつけます。

切る前のハンドルにグリップを付けてみて、グリップの端とレバーの固定位置の間隔から、ハンドルを切る長さを調べます。

ハンドルのカットはパイプカッターを使用すると楽ちんです。

ただし、カーボン製のハンドルを買った人はパイプカッターは使えません。

ソーガイドを使用しつつ鋸で切りましょう。

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございました。

フラットバー化は組立自体はそんなに難しくありません。

ケーブルの取り回しもSTIに比べたらはるかに楽です。

もちろんデメリットもありますが、フラットバーロードは気軽に乗れてブレーキも掛けやすく、クロスバイクよりも速い素敵な自転車です。

乗らなくなってしまったロードバイクがある人はぜひトライしてみてください。

コメント

  1. AK より:

    すみません質問してよいでしょうか。
    105の5800系のロードのフラットバー改造は、Metreaのシフトレバーでも大丈夫でしょうか?

    • 七船てつお より:

      AKさん
      コメントありがとうございます。
      METREAのシフトレバーSL-U5000ですが、こちらブレーキレバーBL-U5000とセットでないとハンドルに固定ができません。
      BL-U5000は油圧ディスクブレーキ専用のレバーです。
      なのでロードのフラットバー化にはSL-U5000は適さないと言う結論になります。
      11速用のシフトレバーは現状SL-RS700一択というのが現状です。
      ご参考になれば幸いです

  2. つかじ より:

    質問させていただきます。
    私は“ビアンキ VIANIRONE ALU 2014 2×8(Claris?)”に乗っています。ブログを拝見して私もクロスバイク化させようと思ったのですが、互換性やパーツ選びがよくわからなく苦戦しています。
    もしよろしければどのパーツを選べばいいかなど大まかでいいので教えていただけないでしょうか?

    • 七船てつお より:

      つかじさん
      コメントありがとうございます。

      via nirone aluのクラリス2014モデルのパーツであれば、記事に書いたブレーキの互換性の問題は発生しません。
      変速数も2×8用のが問題なく使えます。

      ですので最低限用意すべき部品は、「ハンドル」「グリップ」「ブレーキレバー」「シフトレバー」の4つです。

      レバー選びの具体例を挙げておきます、選択肢は2つあります。

      パターン①
      「ブレーキレバーBL2400」と「シフトレバーSL2400」を使用する

      パターン②
      ブレーキレバーとシフトレバーが一体化したST-R240を使用する

      ※型番の一の位が「3」のやつはフロントトリプル用です。気をつけてください

      パターン①は後で変速数を変えたくなったときにブレーキレバーを使いまわせます。

      パターン②は一体化してデザインされているのですっきりしています。またブレーキとシフトのレバーを別々に買うよりも2000円くらい安くすみます。

      ご参考になれば幸いです。
      また質問があれば遠慮なく書いてください。